学生と社会人の違いその1 マルチタスク
学生と社会人で最も異なるスキルを1つ上げよと言われれば、それはマルチタスクをこなすスキルになるだろう。
学生時代は基本的にはシングルタスクである。シングルタスクとはある時期において、自分のリソースを全力投入する目標が一つしかないということである。
例えば、高校球児は高校3年生の夏までは部活で全国大会を目指すが、それ以降は引退して大学受験に備える。これは、基本的には一つのことに集中できるように、周り(親や学校)が環境を整えてくれることにより成り立っている。
一方で社会人になった場合は、企業に勤めるにせよ自分でビジネスを起こすにしろ、全てがマルチタスクで動いている。ビジネスでは、常に複数の問題に対して同時並行的に対処を行う必要があるためだ。だからこそ、マルチタスクをマネジメントするスキル(タスク管理スキル、スケジュール管理スキル)が、社会人になって最も最初に学ぶべきスキルだと言える。